ロードカナロア産駒の重馬場適性

日本の競馬では芝で行われるレースの8割、ダートでは7割が良馬場で行われると言われています。

なので重馬場の開催となると過去の出走データがなくどの馬が重馬場が得意でどの馬が不得意なのか分からないことが多いですよね。

ピッチ走法の馬が得意、ストライド走法が不得意なんて言われていますが明らかにわかる馬もいればわかりにくい馬もいますし当日の予想では過去レースを見る時間もなかなかありませんよね。

そこで、種牡馬によってどういう傾向があるのかを調べていく企画です。

 

ディープインパクトに続く第2回はアーモンドアイを代表産駒にもつ種牡馬であるロードカナロアです。現役時代はやや重で一度出走し勝利を収めていますがそれ以外は良馬場での出走です。

ディープインパクトに代わりリーディング1位(2022年3月時点)になっているカナロア産駒の実力はいかに。

ロードカナロア産駒の芝コース成績

ロードカナロア産駒の芝コース成績がこちら。

データの見方としては、着順の下は回数でその下が割合となります。やや重~不良の一番下の行にあるのが、良馬場と比べた変化率となっています。

例えば、不良での勝率の変化率が100%を超えていれば良馬場よりも不良馬場のほうが得意な傾向にあるという事になります。

※2021年12月31日時点

ディープインパクトには劣るものの遜色ない成績です。

ロードカナロア産駒のやや重成績(芝)

ロードカナロア産駒はやや重では勝率、連対率、3着内率ともに上がっておりやや重ではほかの馬よりも得意と言えそうです。

やや重では割引材料とならずむしろ買いといったところでしょう。

ロードカナロア産駒の重馬場成績(芝)

ロードカナロア産駒は重馬場では急にガクッと成績が落ちます。重馬場では勝率が26%も落ちてしまいます。

重馬場ではよほど抜けた実力ではない限り本命にするのは危ないかもしれません。重馬場で人気していた場合ほかの馬から入れば美味しい馬券になるかもしれませんね。

ロードカナロア産駒の不良馬場成績(芝)

ロードカナロア産駒は不良馬場だと重馬場と同じくだいぶ成績を落としてしまっています。

着外率に関しても大幅に上がってしまっており、抜けた人気馬を思い切って外した馬券を検討するといいかもしれません。

 

ロードカナロア産駒の芝重馬場適性まとめ

ロードカナロア産駒はやや重まではこなせるが重、不良馬場となると一気に成績を落としてしまっています。

重、不良馬場の場合で初出走となった場合は、馬券は見送るのが賢明かもしれません。とはいえ10%前後の勝率はあるので能力で勝ってしまうこともありそうです。

 

ロードカナロア産駒のダートコース成績

続けてロードカナロア産駒のダートコース成績がこちら。

※2021年12月31日時点

さすがに芝コースよりは成績が落ちますがそれでも素晴らしい成績です。

ロードカナロア産駒のやや重成績(ダート)

ロードカナロア産駒はやや重では勝率は下がるのものの、連対率が上がり3着内率は変わらずといったところなので気にする必要はないかもしれません。

一応勝率が下がるので最後脚が上がってしまうんでしょうか。頭にして買うのを避けるのも手と言えるでしょう。

ロードカナロア産駒の重馬場成績(ダート)

ロードカナロア産駒は重馬場では勝率、連対率、3着内率ともに上がっており良馬場よりも良い成績となっています。

次の不良馬場では下がるので重馬場位がちょうど走りやすい具合なのでしょうか。重馬場でロードカナロア産駒が出走した場合は注目ですね。

ロードカナロア産駒の不良馬場成績(ダート)

ロードカナロア産駒は不良馬場だとすべての成績が下がっており、得意とは言えなそうです。

芝コースと同様人気していた場合は思い切って外した馬券を検討すると美味しい馬券に巡り合えるかもしれません。

ロードカナロア産駒のダート重馬場適性まとめ

ロードカナロア産駒はやや重では成績は変わりませんが、重馬場では良くなり、不良まで行くと悪くなってしまいます。

馬場の見極めが大事になってきそうなので雨が降っている場合はレース直前まで馬場状況を確認するのが良いでしょう。