日本の競馬では芝で行われるレースの8割、ダートでは7割が良馬場で行われると言われています。
なので重馬場の開催となると過去の出走データがなくどの馬が重馬場が得意でどの馬が不得意なのか分からないことが多いですよね。
ピッチ走法の馬が得意、ストライド走法が不得意なんて言われていますが明らかにわかる馬もいればわかりにくい馬もいますし当日の予想では過去レースを見る時間もなかなかありませんよね。
そこで、種牡馬によってどういう傾向があるのかを調べていく企画です。
第3回は第2回で取り上げたロードカナロアを代表産駒にもつ種牡馬であるキングカメハメハです。現役時は重馬場のすみれステークスに出走し圧勝していますし、キングマンボ産駒という事からも力のいる馬場は得意なイメージがありますがディープインパクトとリーディングを争ったキングカメハメハの重馬場適性はどうなんでしょうか。
キングカメハメハ産駒の芝コース成績
キングカメハメハ産駒の芝コース成績がこちら。
データの見方としては、着順の下は回数でその下が割合となります。やや重～不良の一番下の行にあるのが、良馬場と比べた変化率となっています。
例えば、不良での勝率の変化率が１００％を超えていれば良馬場よりも不良馬場のほうが得意な傾向にあるという事になります。
※2021年12月31日時点
ディープインパクトには劣るものの遜色ない成績です。
キングカメハメハ産駒のやや重成績（芝）
キングカメハメハ産駒はやや重では勝率、連対率、3着内率ともに下がっておりイメージと違いやや重は苦手としているようです。
やや重では割引材料と考えて良いでしょう。
キングカメハメハ産駒の重馬場成績（芝）
キングカメハメハ産駒は重馬場でも引き続きすべての成績が下がっています。キングカメハメハ産駒は馬場が荒れると力を出せないのかもしれません。
重馬場ではよほど抜けた実力ではない限り本命にするのは危ないかもしれません。重馬場で人気していた場合ほかの馬から入れば美味しい馬券になるかもしれませんね。
キングカメハメハ産駒の不良馬場成績（芝）
キングカメハメハ産駒は不良馬場だと勝率こそ上がっているものの着外率をみると一番成績が落ちています。
不良馬場でも引き続き割引が必要となりそうです。
キングカメハメハ産駒の芝重馬場適性まとめ
キングカメハメハ産駒は馬場が渋った場合持っている実力を出し切れない可能性があるため抜けた実力でなかったり、重馬場での実績がない場合は軸にするのは危険と言えそうです。
キングカメハメハ産駒のダートコース成績
続けてキングカメハメハ産駒のダートコース成績がこちら。
※2021年12月31日時点
さすがキングカメハメハ、芝と変わらず良い成績です。
キングカメハメハ産駒のやや重成績（ダート）
キングカメハメハ産駒はやや重では勝率、連対率、3着内率がすべて上がっておりやや重は得意にしてるのがわかります。
初出走では積極的に狙っていってもよさそうです。
キングカメハメハ産駒の重馬場成績（ダート）
キングカメハメハ産駒は重馬場では勝率、連対率、3着内率ともに上がっておりやや重よりもさらに良い成績となっています。
重馬場でも積極的に狙っていけそうです。キングカメハメハ産駒が重馬場で出走した場合は注目ですね。
キングカメハメハ産駒の不良馬場成績（ダート）
キングカメハメハ産駒は不良馬場だとすべての成績が下がっており、得意とは言えなそうです。
とはいえめっきりダメというわけでもなさそうですので実力差や実績次第では狙っても良さそうです。
キングカメハメハ産駒のダート重馬場適性まとめ
キングカメハメハ産駒はやや重、重では積極的に狙っていって面白い種牡馬と言えそうです。不良馬場まで荒れてしまうと微妙な成績になってしまいそうですが、やや重、重では初出走時でも信頼して良いかもしれません。